いいです
日本に来て3年になる中国からの留学生が「いいです」の意味を教えてください、と投稿しています。彼はコンビニでアルバイトをしています。
「袋をご用意してもよろしいですか」と尋ねたら「いいです」と返ってきました。要るのか、要らないのか。若干迷いましたが、「いいです」イコール「いらない」の意味だという友達の話が頭に浮かび、そのまま渡したら、お客様は「袋を1枚ください」と不愉快な声で言いました。
(吴香先 京都新聞,2009/7/16)
この「いいです」や「結構です」に関しては日本人でも取り違えることがよくあります。身振りや顔の表情でどちらの意味かが分かることもありますが、投稿者にどのように説明してあげればよいのでしょうか。
これは「いいです」と言ったほうが悪い。
だって、「いいです」は、「Yes, Please」「No, Thank you」のどちらにもとれる言葉ですから。
こんな曖昧な言葉を投げかけて平気な人間には、わざわざこちらから確認の言葉を投げかけてあげなくてはなりません。「では、そのまま商品をお渡しさせていただきますね」とか、「では、袋をおつけいたします」とかなんとか。
「いいです」は無神経な言葉なんです、受け手が反応に困る言葉、という意味で。