毎年夏に『サマーウォーズ』を観るように、梅雨に『ブレードランナー』を観よう。

久しぶりにツタヤで映画を借りてきました。

きっかけは、先日のこの記事。

 

 

ユニクロの『ブレードランナー2049』Tシャツがあまりもカッコよかったので、観忘れていた『ブレードランナー2049』を借りたんです。

 

 

で、この映画はじっくり観ようと思ったので、情報はなるべくシャットダウンしてたのですが、「前作とのつながりが重要」ということは聞いていたので、それなら、と思って『ブレードランナー』も借りました。前に観たのは20年以上前です。

 

 

で、セルフレジに並ぼうとしたら、「ツタヤ独占!」の宣伝文句とともに、『ゴーストマスター』が邦画新作コーナーにズラリ。B級ホラーの香りがプンプンしてましたが、まあ、失敗してもいいか。ほかの2本は絶対アタリだし、積み上げるだけじゃなくて、成功したら同じくらい失敗して「均す」ことが大事だ、とアカギも言ってたしなあ、とこれもレンタル。1週間に3本はわたしには少しキツイスケジュールです。

 

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で、3本観た感想は……まったく予想通り。

正確には、ブレードランナーの2本は素晴らしすぎ、ゴーストマスターはB級すぎてノレませんでした。『映画秘宝』な人に人気がある映画でしょうね。

ただ、成海璃子ちゃんは神々しいくらいキレイでした。

あ、「映画監督に敬意を払え!」といって、世界の映画監督を列挙していく際に、「タランティーノは?」という合いの手が入って、「アイツはいらない!」という一言はちょっとおもしろかった。

というか、愛情の裏返しですよね、あのシーン。

『ゴーストマスター』自体、タランティーノが作ったっていってもおかしくない感じですよ。

 

ブレードランナーの2本は本当に素晴らしくて、詳しく感想を書くのがはばかられるほど。

そうです、名作って何回観てもいいんですよ。

というか、毎年夏に『サマーウォーズ』を観るように、『ブレードランナー』を毎年観たくなってきました。昔は映画館も入れ替え制じゃなかったから、気が向いたら1日中ずっと映画館にいてもよかったんです。

これをみて感じたのは、攻殻機動隊、まんまブレードランナーの世界観だなあ、ということ。まあ、これは攻殻機動隊に限らず、サイバーパンクものは全部そうなるわけですが、影響力、恐るべしです。

 

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一方で、『2049』も映像美、内容・プロットすべてよかった。

続編駄作のジンクスも軽く覆してます。

興味深かったのは、

ブレードランナー』→『攻殻機動隊』という影響に対して、

イノセンス』→『2049』 という影響が感じられたこと。

 

 

そうか、『ブレードランナー』がリドリー・スコットフィリップ・K・ディックへのアンサーだとしたら、『攻殻機動隊』は押井守によるリドリー・スコットへの手紙であり、『2049』はその押井守へのドゥニ・ヴィルヌーブの挑戦なのか。

そんな風に観ました。

『2049』、発表当時の映画秘宝のベスト1とワースト1に選ばれたそうです。

わかるわかる。