2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『Franz Ferdinand』『You Could Have It So Much Better』、 Franz Ferdinand

忙しい日が続く。 ここ数日よく聴いてるのはFranz Ferdinand。 イライラしているときや漠とした不満*1を抱いているときは 暴力的な音楽が聴きたくなる。 Franz Ferdinandは今の気分にピッタリだ。 彼らの音楽は、一言で述べるならば「生意気な音楽」。 全盛…

『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』、町山智宏&柳下毅一郎、洋泉社、2002年

本棚の整理をしてたらこの本に出会った。 で、メモを取ってなかったんでパラパラと読み返したら、 これが面白くてほぼ通読! ファビュラス・バーカー・ボーイズはホント面白い! 町山智浩氏も柳下毅一郎氏も尊敬してます。 ブラピカッコイイ! とかのハリウ…

『THE 有頂天ホテル』、監督三谷幸喜、2006年

三谷幸喜の最新作、『THE 有頂天ホテル』は面白かった! いい映画を観ると、その映画について語りたくなる。 今日はこの映画について述べよう。 『THE 有頂天ホテル』というタイトルは、 『踊る大捜査線』が 『踊る大ニューヨーク』と『夜の大捜査線』とを合…

『真夜中のジャズマン』、柳沢きみお、実業之日本社、2006年

柳沢きみおのジャズ漫画。 いや、正確には「ジャズマン」漫画。 柳沢きみおは前から苦手だったが、 ジャズを題材にしているようなので読んでみた。 が、やっぱりダメ。 ぼくは好きになれない。 その理由を二つの面から述べる。 一つ目。 漫画としての面だけ…

『東京大学のアルバート・アイラー』、菊地成孔+大谷能生、メディア総合研究所、2005年

菊地成孔の音楽史本で、2004年の東大教養学部で行われた講義録。 東大の教養学部には、 生徒の人気投票によって講師が決まる講義があるらしい。 そのコマに菊地が選ばれた、というわけだ。 菊地の音楽史は面白く、知的な喜びが味わえるので、 東大生に人気が…

『けだものと私』、四方田犬彦、淡交社、

四方田犬彦が「機嫌のいいときに書いた」ものを集めた短いエッセイ集。 雑誌『SPA!』に連載していたものが中心になっている。 「勝ち組・負け組」のそもそもの語源や、 「日本のシンドラー」杉原千畝の話、 そして、以前このブログでも書いた「牛の首」…

『旅の王様』、四方田犬彦、マガジンハウス、1999年

四方田犬彦の旅についてのエッセイ集。 実は、初めて読んだときはこの本をあまり楽しめなかった。 うんちくが少なくて中身が薄いなあ、なんて思ってたくらいだ。 しかし、今回まとめておこうともう一度読み返したら実に面白かった! 確かにこの本は他の四方…

「最近読んだ漫画」

最近読んだ漫画について書いておく。 例によって連載中なので漠然とした感想のみ。 ・『DEATH NOTE』(10) ・『御緩漫玉日記』(2) 『DEATH NOTE』は特に言う事なし。 プロット・画力等、物語開始から一貫して維持していることに、 ただただ脱帽。 「物…

『10 1/2章で書かれた世界の歴史』、ジュリアン・バーンズ/丹治愛・丹治敏衛訳、白水社

泣く子も黙るジュリアン・バーンズ。 恥ずかしい話だが、 ぼくには長編小説を多幸症的にしか読めない時期があった。 その時期に読んだ物語の感想は、だから全部同じものになってしまっていて、 いずれもう一度読みたいと思っていた。 で、先日部屋の整理をし…

『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』、村上春樹/絵・安西水丸、朝日新聞社、2000年

村上春樹がやっていた、村上朝日堂のホームページでの 読者とのやりとりを本にまとめたもの。 といっても、全部は何千通とあるらしく、 この本に載せられたのはほんの氷山の一角らしい。 こういう腹を抱えて笑える本があるといつか役に立つかもしれない、 と…