村上春樹がやっていた、村上朝日堂のホームページでの
読者とのやりとりを本にまとめたもの。
といっても、全部は何千通とあるらしく、
この本に載せられたのはほんの氷山の一角らしい。
こういう腹を抱えて笑える本があるといつか役に立つかもしれない、
と思って、以前ブックオフでセールをしてたときに買っておいたのだが、
最近どうも鬱屈としていたのでこの本を手にとった。
おかげで随分気が晴れました。
いくつか、面白かったのをメモ代わりに。
ウンコ投げ競争の優勝者は、手が一番汚れていない人間だ。
(S.キング)
悪口や罵り合いのとき、
どれだけ他人にウンコを投げて命中させるかが大事なのではなく、
そんな無意味なことで手を汚さないのが人間の品格である、ということ。
プレスリーのサントラに『GIRLS! GIRLS! GIRLS!』というのがあるが、
コステロの同名ベスト盤はここからとったのか…。
ビートルズ「ノルウェイの森」の歌詞。
元々、”Isn’t it good, knowing she would”
(彼女がやらせてくれるってわかっているのは、素敵だよね)
という歌詞が没になって、
そのまま語呂合わせで「Norwegian Wood」になった、
という説もあるらしい。
『スプ恋』(ファンはこう略すらしい)以降、
全然読んでなかったんだけど、
また村上春樹を読んでみる気になった。
この人の言ってることはまともで、共感できます。
しかし、この本の題名長過ぎ。
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/08
- メディア: ムック
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