2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『佐藤君と柴田君』、佐藤良明・柴田元幸、白水社、1995年

東大教養学部の2大人気教授による、寄せ集め短文エッセイ集。 これも破格の100円で売っていたので購入。 柴田元幸の文章は安心して読めるし、佐藤良明も一応興味はあるので手にとった。 軽い内容で読み物として面白かった。いつも通り面白かったところをい…

『図書館が面白い』、紀田順一郎、ちくま文庫、1981年

(本書裏表紙解説文より) ゲーテ好きがこうじて「東京ゲーテ記念館」を創った粉川忠。 旅先でも古本屋を駆けまわって“つまらん本”を探し出し 「大宅壮一文庫」を創設した大宅壮一、などなど……。 図書館が出来るまでには、さまざまな人間ドラマがある。 綿密…

『文章工房 −表現の基本と実践』、中村明、ちくま新書、1997年

仕事柄、校正などで日本語に関わることが多いので、 ここのところ何冊か連続で「文章読本」の類を読んだ。 当たり前のことかもしれないが、 勉強になったものもあれば、特に感心しなかったものもあった。 これは世の教科書全てにいえることだが、 万人に同じ…

『絶対音感Q&A』、江口彩子、全音楽譜出版社、2000年

最相葉月の『絶対音感』でも大々的に取り上げられていた、 「江口式絶対音感プログラム」の関連本。 作者の江口彩子は名前からわかるようにこのプログラムの提唱者で、 サブタイトルが「ピアノレッスンを変える?」とあるように、 この本は副教材・ガイドブッ…

『ダーリンはアキバ系』、里中ミナ、2006年、東邦出版

好奇心で買った本。 …いや、世間一般からみれば、 ぼく自身十分オタクであることは自覚しているつもりけど、 『電車男』的な正統派「アキバ系」の世界は 『げんしけん』程度しか知らないので手にとってみた。 内容は、オタクの彼(後に旦那)の生態を 一般人…