2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』、森達也、集英社新書、2007年

森達也の軽い読み物。 童話にからめて世相を語る、というコンセプトだが、 はっきりいって失望した。 好意的にとらえるなら、 「物を書いて食べていく、ということはこういうものも書かなければならないのか…」 という物書きの悲哀のようなものを感じた。 ぼ…

『シュレディンガーの哲学する猫』、竹内薫+SANAMI、徳間書店、一九九八

最近文庫にもなった、竹内薫の一般向け哲学書。 確か学部生のころに買って、ずっと本棚に眠ってた本。期待してたほど文章はうまくなかった。 こういう本は、一読して達意でなければ駄目で、 単純に、状況がよくわからないときがあるのは辛かった。ただ、この…