味の素、The Magic Seasoning。

味の素  

  味の基本4つは甘味、酸味、塩味、苦味。5つ目をうま味として売り出したのが、味の素株式会社が発売した「味の素」。その缶入りが大ヒット。2匹目のドジョウをねらって旭化成がよく似た小型の缶入り「旭味」を発売し後を追ったが、売れ行きはどうだったのか。

 私が小学生だった頃、我が家の食卓にもこの小さな赤い缶がいつもデンとカシコマッテいた。母が白菜の漬物に必ず振りかけるので、私はこっそり舐めてみた。今でもあの気味の悪い味は舌がしっかり覚えている。

 けれども、あの「味の素 AJI—NO—MOTO」の赤い缶は当時の少年には無くてはならない必携の遊び道具だった。それはまた別の一話で。

 

味の素(あじのもと)、当時の会社名は「合資会社 鈴木製薬所」だったため、この商品が薬の一種だと考えられ、敬遠されていたとのこと。

そこで、社名を「株式会社鈴木商店」に改め、さらに商品名を社名にしてしまうことが、ここまで爆発的に発展することになった「隠し味」だったとか。

 

味の素 アジパンダ 瓶 70g

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味の素S 1kg袋

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わたしは味の素にあまりいい印象を持ってません。

なぜだろうと考えてみると、どうも『美味しんぼ』が化学調味料を目の敵にしていたからではないか、と思い至りました。

 

例えば、 この巻の「真心に応える食品」。

 

しかし、実際のところどうなのでしょう。

当たり前のことですが、『美味しんぼ』とは異なる考え方もあるわけで。

 

 

結局は使い方次第、ということなのかもしれませんね。