昨日の続きです。
あきらめなかったので (その二)
ここで出てくるのが「運」だろう。85年に阪神タイガースを日本シリーズ初優勝に導いた吉田義男監督でさえこう言っている。
なんやかや言うてね、日本一になるには「運」ということも忘れてはいけない勝負事の大きな要素ですわ。85年の日本シリーズは局面局面を思い出すとね、完全にいかれたという当たりが野手の真正面に飛んだり、今度こそヒットやと思ったら相手の走者に当たってアウトになったりね、もう分からん。私だけじゃなくてみんなに強運があったんじゃないですか。一人の力ではどうにもならない大きなうねりというか。それを逃しちゃダメですわ。18年ぶりに優勝した2003年なんて絶対有利なのに日本シリーズで勝てなかったでしょ。僕は監督じゃなかったから分かりませんが、最後は運だと思います。
(京都新聞2011.8.23 )
う~ん、考えてしまった。実感としてこう言われてしまうと、最後は神頼みとなりそうだ。
人事を尽くして天命を待つ、というやつでしょうか。
これも真実のように思います。
このテーマ、さらに続きます。