若葉する

 

こういう言い方、親は自分の子によくしますよね、「宿題しなさい!」とか、「ピアノやったの?」とか。

 

若葉する 

 桜の花が散り、葉桜となった。窓をあけると新しい今年の緑葉が目に優しい。

季節は若葉の頃。富士山を攻め挙げるように、周辺の森が下方から若葉していく。  (黛まどか) 

 

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 その有様を「若葉になっていく」と誰もがいうけれど、やはり自然を観察する俳人は言葉も創っていく。

 草や樹木は季節が来ると「なる」のではなく、「自らを作っている」のだと観察する眼。

 

まさに「眼に青葉、山ほととぎす、初鰹」の世界。

秋と同じくらい好きな季節です。

そして、秋と同じくらい短いのも残念。

 

 

 

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