うなぎ、しばらく食べてないなあ。
うなぎ
土用の丑の日にウナギ食べるのは「う」のつく食材を食べると夏負けしないという言い伝えから、と週刊誌にありました。ところが同誌の別のページには「うなぎこぼれ話」として
古来は「ムネギ」と呼ばれていましたが、一説では「胸が黄色い」から「胸黄」だったとか。江戸時代にはなまって「ムナギ」となり、そこからさらに変化して、現在の「ウナギ」となりました。(週刊トマト&テレビ京都)
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは平賀源内(大田蜀山人という説もあるそうだ(塩田丸男『食べる日本語』講談社α文庫p.93)が、うなぎ屋に暑い夏にうなぎが売れなくて困ると相談されて考え出したというのが定説のようだ。
源内は幕末の人だからその頃には「うなぎ」が定着していたのか、と思っていたら、こんな説に出会った。
夏バテにウナギが効くことは、古くは「万葉集」で大友家持が、「石麻呂に吾物申す、夏痩せに良しといふ物ぞ鰻(むなぎ)漁(と)り食(め)せ」(石麻呂に言ったのさ、夏痩せにはうなぎがいいから、とってきて食えってね)と詠んでいる。
源内さんはまた広告の天才でもある。土用の丑の日に、「年に一度はうなぎを食べよう!」と呼びかけ、新しい「習慣」をつくりだすことにまんまと成功した。
縁起をかついで関東では腹を割かない代わりに蒸してから焼く、とか、関西ではうなぎを「まむし」と呼んだりするとか、うなぎのトリビアは数多く、みなさん嬉しそうに話し出します。
みなさん、うなぎお好きなんですね。