目を休める
ひねもすコンピュータに向かっていると目が疲れます。そういう仕事をしている人用の目薬も出ているようです。新聞の記事に、気がついたら画面から目を離しできるだけ遠くを見つめるようにしましょうとありました。30分に1度は「目を休める」習慣をつけるのが良いそうです。
その同じ日の新聞の家庭欄に編み物の特集があり、マフラーの編み方の説明の中に次がありました。
ここで目を休める。
編み物の用語で「目を休める」は、たとえば、編む途中で、別の部分を編む場合に、途中で編み棒を差したままにしておくとか、安全ピンを差して網目がほどけないようにしておくとかして一時的にその部分を編むのを休むことです。
面白いですね。執筆者がたくらんだわけでもないのに、ダブルミーニングが生きています。期せずしての効果。一生懸命さの中に生まれるホッとニンマリしてしまうおかしさ。これも読書の愉しみのひとつです。
こういうの、芸人の世界では「事故」というようですよ。
期せずして安いダジャレになってしまった場合とか。おもしろいですね。
編み物は、一度もしたことがありません。