『道草いただきまーす』、面白そうですね、この本。
でも、「道草」っておいしいんですか?
道草を食う
『道草いただきまーす』という本があります。「道草」は「食う」ものに決まっているのに、と目にくじらがたち始めましたが、よくみると、文字通り「道端の野草を料理してたべる」ガイドブックだと分かりました。この書名も「道草を食う」を下敷きにしているから手が伸びる。
ところでこの道草を食うについて詩人アーサー・ビナードさんの面白い説を紹介します。
馬は道端の草でもエネルギーを補給できる。ただ、手綱を緩めて馬に任せていると、進行が遅れてしまう。「道草を食う」はそこから生まれた日本語だ。
(『家庭画報』2010年5月号)