ノサ言葉(小沢昭一)

再び、小沢昭一さんのエピソードを。

 

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ノサ言葉

  小沢昭一さんが子供の頃、ノサ言葉がはやったという。たとえば、「小沢君」は「おノサざわ君」のように無理やり入れてしゃべる。これだけではルールが、皆目わからない。それほど、いい加減なことば遊びだったのでしょう。

 でもこういったナンセンスな言葉遊びは、全国的に子供たちが楽しんでいたのではないだろうか。

  私が小学生の時は、この3倍も忙しい、バビブベボを一語ずつ入れてしゃべる のがはやった。例えば、「あなたはどこへいくのですか」は「あバなバたバはバ、どボこボへベいビくブのボでベすブかバ」というように。

 ご明察のとおり、一語ずつ、あ段にはバ、い段にはビをう段にはブを付ける…というのがルールだった。

 でも、慣れてしまえばそれ以上の発展はないし、直ぐにみんなが飽きてしまった。