毎日この手のことばかり考えてる人のことを考えると、楽しそうでもあり、辛そうでもあり…。
聞き取りにくい音は自動補正するが …
TVのCMから。
この掃除機の電気代は1カ月127円です。
月127円では高いなと思っていましたら、画面では、「約27円」と出ています。「ヤク」を「ヒャク」と私は聞き間違えたのです。
自分で両方を発音してみましたが「ヤ」も「ヒャ」も語頭では聞きとれないほどの弱音です。続く27では、その弱音は聞き手が自動的にに補います。次に数字が続くので聞こえない部分も数字として無意識に自動補正したので127と聞こえたのでしょう。
たかが100円違いですが、もっと重大な内容であったらと思うと、聞き違いで済まされないことも起こりそうです。
日常生活を送る上で、こういう自動補正はなくてはならない機能です。
ひと昔前に流行した「ファジー家電」なんてのはこの思想を生かしたものですよね(余談ですが、現在この言葉をあまり耳にしなくなったのはこの技術/機能が使われなくなったためではなく、流行語を使い続けることへの気恥ずかしさと、あまりにも当たり前の機能となったたため、あえて主張する必要がなくなったせいだと思います)。
音声文字入力やOCR機能、機械翻訳や画像識別などのプログラムを作っている人は、ずっとこういう事を考えているのでしょうね。楽しそうでもあり、つらそうでもあります。。。
フリーソフトでつくる音声認識システム パターン認識・機械学習の初歩から対話システムまで
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