You are more beautiful than you think.

今日はひとつ、前向き思考について考えてみましょう。

 

あなたは自分が思っているよりも、ずっと美しい

 FBIで訓練を積んだ画家が、一人の女性について、異なる説明を受けて、1枚は本人の説明、もう1枚は他人の説明にもとづいて、それぞれ描く。

 他人の説明をもとに描いたものの方が明るいイメージで幸せそうな顔に描かれている。同じ試みを別の女性でやってみても、他の女性でやってみても結果は変わらない。これから引き出せる結論がYou are more beautiful than you think. 

 これは杉山恒太朗著『アイデアの発見』 という本に書いてあった。興味ある説だし、そんなものかも知れないと説得力がある。自信が持てない人と自分の能力を疑う人にちょっと知らせてあげたくなる。

  

引用の元の本は、以前の記事でも言及したこの本です。

 

アイデアの発見 杉山恒太郎が目撃した、世界を変えた広告50選
 

 

たしかに、 「そんなものかも知れない」という妙な説得力がありますね。*1

 

でも、自分に自信がありすぎるスノッブな人間、というのも一定数いて、そういう人には逆に「あなたは自分が思っているよりも大したことないよ」「あなたにはこのことについて発言する権利も能力もないよ」ということを自覚してほしいなあ、と思うこともよくあります。

 

自分のことを客観的に理解しており、それにふさわしい振る舞いをする人は美しい。

逆に、自分がみえていない言動をする人間は見苦しい。

 

これは大学時代に友人が言っていた言葉ですが、真実だと思います。

 

客観力-自分の才能をマネジメントする方法 (祥伝社新書133)

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*1:結局、「FBIで訓練を積んだ画家」の入出力・表現方法に左右されるんじゃないの、とか、「イメージ」「beautiful」という言葉が喚起する内容がよくわからない、というところはありますが。