「小悪魔」「和製ブリジット・バルドー」、加賀まりこ。
今日はその著作から。
格子戸
昭和46年のヒット曲『わたしの城下町』は安井かずみが、加賀まりこの目の前で20分で書きあげた。
「格子戸をくぐりぬけ 見上げる夕焼けの空に」の歌詞に、加賀まりこは「格子戸はくぐり抜けないわよ」と言いたてた。ネットでも「格子戸はくぐり抜けられない」と指摘されているが、あの格子のひと桝はくぐり抜けられないが、格子戸に限らず、戸の一部に作られた出入りする引き戸ならくぐり抜けられるような気もするが。 (加賀まりこ 『とんがって本気』)
加賀まりこさん、本当に可愛らしいですね。
わたしがはっきりと意識したのはNHKの朝ドラ。
記憶では『ちゅらさん』だったのですが、これは『私の青空』だったみたいです。
このときにたしかに可愛らしい人だと思い、さかのぼって観てみました。
すると……うわ、こりゃすごい。
『月曜日のユカ』をみました。
当時の野郎どもはやられちゃいますよ、こんなにかわいかったら。
ヌーヴェル・ヴァーグ然としたフィルムの完成度と合わせて、名作ですね。
サントラはアナログもあるみたいですね。
ジャケットもいいなあ。
月曜日のユカ オリジナル・サウンドトラック [Analog]
- アーティスト: 黛敏郎
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そして、なによりわたしが加賀まりこさんに惹かれたのは、この本のこの言葉。
コンサバな生き方はバカを作ると思ってた
カッコいい!
まりこさん、サイコーです。
トンガッてるなあ。
この言葉、斎藤美奈子さんの『誤読日記』でも引かれていて、ずっと昔にわたしもこのブログで引きました。
まりこさんのこの本、加筆改題して4年後に文庫になりました。
でも……これ、売り方が下品だなあ。
露悪的というか、見世物にしちゃってるというか。
ジャケットも、当時のファン層にしかウケないのではないでしょうか。。
amazonでみつけたこのCD、買ってみようかなあ。