主演・哀川翔、脚本・工藤官九郎、監督・三池崇史。
実に贅沢なスタッフだけど、それもそのはず、
この映画は哀川翔通算100本目の出演記念作品。
だから、ぼくも大いに期待していたんだけど……
…ちょっと期待はずれかな。
漫画、『ウイングマン』のように、
いい歳して未だに変身ヒーローに憧れていたオジサンが、
地球外生命体に自分が生活する街が襲われることによって、
本当に「ゼブラーマン」になってしまう話。
……いや、話はいいんです。
トンデモだってことは知ってたし、
監督も三池崇史だからさぞかしハチャメチャにするんだろうな、
と物語の壊れ方を楽しみにしてたのに、
出来た映画は「ど」シリアスなヒーローもの。
正直、ぼくはひきました。
クドカンが脚本を書いてるのに、
ここには、常識的なものに対する毒も、
表層的な言葉を積み重ねることで生まれるユーモアもない。
哀川翔出演100本目記念作品ということで、
制作陣は皆肩に力が入っていたんじゃないの?
いまひとつ楽しめませんでした。
唯一感心したのは、渡部篤郎。
キャラや演技が『ケイゾク』とかぶるけど、よかったです。
ちょっと狂気を帯びた役というか、
何考えてるのかわからない人間を演じさせるとピカイチだね。
あと、この映画にも岩松了が出てた。しかも渡部篤郎の上司役で。
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