そういう文化があった、というのは知っています。
♪ 小春おばさん 逢いに行くよ
明日必ず逢いに行くよと井上陽水が歌う『小春おばさん』が住んでいる家があるのは
♪ 小さな田舎町 僕の大好きな
貸本屋のある田舎町
今はもうすっかり姿を消してしまったが、ひと昔前は貸本屋はどこ
の町にもあった。私の「ぼくの町の貸本屋」 は歩いて10分の十字路の角にあった。
映画『幕末太陽伝』で小沢昭一扮する貸本屋の金ちゃんが品川の遊郭に巡回して来る。遊女たちが楽しみにしている貸本屋。 その中には春本がある。わざと間違えたふりをして春本を遊女たちに見せる。 歌麿の枕絵もある。
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「その本はダメだよ。子どもの本はこっちの棚だよ」と言われたら、いやでも読みたくなってしまう。こんなやり取りをしながら立ち 読みして、学校帰りや日曜日の時間が過ぎていった。
「小春おばさん」、『氷の世界』に収録されてましたっけ?
ごめんなさい、全然印象に残っていませんでした。
このアルバム、わりと聴いたはずなんですけどね、ポンタさんが叩いてるし。
貸本屋、わたしが子どもの頃はすっかり姿を消して、古本屋の勢いが強かったように思います。
四方田先生の著書などでその存在を知ってましたが、率直な感想は「昔は不便だったんだなあ」というもの。だって、借りて読むのだったら、図書館を利用すればいいじゃないですか。
公立図書館、便利ですよね。
予約できるし、リクエスト、お取り寄せもできます。
社会人のわたしが論文などのまとまったものを書く際に重宝してます。
うまく使えば、たいていの本はアクセスできますよ。
あ、大学図書館は言うに及ばず。
大学生の皆さんは、自分がいまどれだけ恵まれた環境にいるのか、理解してほしいです。学術専門誌が気軽に見れる環境なんて、なかなかありませんよ。
図書館のことは別の機会にしましょう。
貸本屋、古本屋と図書館のせいで街から姿を消した時期を経て、最近では、街でよく見かけるようになりました。
そう、コミックレンタルサービスです。
マンガ、買うとなると結構お金かかりますよね。
そこに目をつけたのがレンタルビデオ大手。
ビデオと同じように、マンガのレンタルもニーズがあるんじゃないの?
このサービスは当たりました。
今では、コミックにDVDと同じくらいのスペースがあてられています。
漫画喫茶のニーズがあるんですから、そりゃコミックレンタルも使う人いますよ。
便利なサービスです。