三島由紀夫の年齢から「学ぶ」。

「基準となる年」を覚えておくと便利です。

学ぶ

鹿鳴館』は三島由紀夫が三十一歳の時の作品。昭和三十一年であり、私は当時十歳であった。朝礼のとき、校長先生が、日本が独立しました、と語ったのを聞いて「えっ、まだ独立していなかったのか!」と驚いたが、これは国連に加盟したという意味であることをあとで知った。いよいよアメリカの世界戦略の中に組み込まれるようになったとき、と言い換えてもいい。

中島義道『人生に生きる価値はない』)

 

人生に生きる価値はない(新潮文庫)

人生に生きる価値はない(新潮文庫)

 

 

ここから学ぶことは昭和の年号と三島由紀夫の年齢が同じですこぶる覚えやすいということ。記憶したところで、たいして自慢に歯ならないが。

 

鹿鳴館 (新潮文庫)

鹿鳴館 (新潮文庫)

 

 

こういうの、わたしも知ってますよ。

 

たとえば、デューク・エリントンは1899年生まれ。

人生と20世紀の歩みがほぼ同じです。

sites.google.com

ニーチェは生年こそ1844年と半端ですが、没年は1900年。

文化が大きく動いた、19世紀後半のヨーロッパと同じ運命です。

文化上の重要人物といえばシェイクスピア

シェイクスピアは「人殺し(1564)」の年に生まれて、「いろいろ(1616)」あって亡くなりました。って、これはちょっと違うか。

 

この話をするなら、森田一義さんを忘れてはいけない。

森田さんは、1945年、終戦の年に生まれた。

氏の人生は、日本の戦後史と同じなのです。

ここに目をつけて、一時期多くの研究本が出版されました。

 

タモリと戦後ニッポン (講談社現代新書)

タモリと戦後ニッポン (講談社現代新書)

 
タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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