『We Love Free Soul』、30-35 Special Issue

説明不要、天下無敵のコンピ。
曲リストを挙げれば誰もが納得してくれるだろう。

#1 Brazilian Rhyme (Interlude) / Earth, Wind & Fire
#2 If You Were There / The Isley Brothers
#3 Miracles / Jackson Sisters
#4 Thinking Of You / Sister Sledge
#5 I Wouldn’t Change A Thing / Coke Escovedo
#6 What Am I Gonna Do / Reid, Inc.
#7 Never Did I Stop Loving You / Alice Clark
#8 Golden Lady / Jose Feliciano
#9 Battened Ships / Odyssey
#10 I’m In The Mood For Dancing / The Nolans
#11 Love The One You’re With / The Isley Brothers
#12 Jolie / Al Kooper
#13 Am I The Same Girl / Salena Jones
#14 It’s A Shame / The Spinners
#15 Best Of My Love / The Emotions
#16 Tighten Up (part 1) / Archie Bell & The Drells
#17 For Once In My Love / Spiral Starecase
#18 Everlasting Love / The Love Affair
#19 Lovely Day / Bill Withers
#20 I Love You / Weldon Irvine
#21 Free / Deniece Williams
#22 I Love To Love / Tina Charles
#23 Weekend / Wet Willie
#24 Jamaica Song / Booker T.

とにかくサイコーな24曲。
中山康樹の言葉を借りるなら、
「これさえあれば人生やっていける」。
だらだらと好きな曲について書こう。


どの曲も、もはやクラブミュージックのクラシックだから
絶対どこかで聴いたことあるだろうし、カバーもたくさんある。
#2のアイズレーは、NONA REEVESのカバーで聴いたのが初めてだったし、
「Battened Ships」も先に聴いたのはFPMの『beautiful』。
スパイク・リーの『サマー・オブ・サム』を観て即サントラを探したけど、
それは「Best Of My Love」を聴くためだった。
#10の「I’m In The Mood For Dancing」なんて、
なんか一年中CMでやってるし、
「Miracles」もダンス☆マンの「大好きミルク」で知った…
…って、これはちょっと意味が違うか。
初めて「Jolie」や「Weekend」を聴いたときの感覚は
いまでも覚えてるし、
いまだって同じように感じられる。


このコンピを聴いてると、
ぼくの頭の中で確実に何かが分泌されるのがわかる。
ホント、音楽はドラッグだ。


このコンピが2,500円ってのもどうかしてる。
装丁もカッコいいし、中のブックレットは橋本徹
小西康晴や小林径など、
おなじみのDJのインタビューも収録されててこれも嬉しい。


いま思ったけど、このCD贈り物に最適かも。
長期的に生産して欲しいCDだね。


ちなみに、このコンピは「30-35」という、

対象年齢:30歳から35歳、昭和45〜50年生まれ、
バブル未経験世代に送る音楽と読み物がセットになった
「ほぼ毎月」発行CDマガジン

なんだけど、このフリー・ソウルだけやたらとセンスがいい。
「もう一回バンドやろうぜ!」号なんて
ジュンスカとかが入ってるんだよ。
あの世代としてはやっぱりちょっと冷静に聴けない。
ナビゲーターが茂木淳一ってのは面白そうだけど。


音楽の力を感じられる一枚。

30 - 35 special issue 「We love free soul」

30 - 35 special issue 「We love free soul」