戦争反対を叫ぶよりも

戦争反対を叫ぶよりも

昔々のお話。無策の男たちの戦争をやめさせるために、若い夫人がギリシャの女たちの性的ボイコットを企てた。長く続く戦争のために禁欲を強いられて、男たちは参ったが、女性もしかり。切なくて戦士と女双方が和解。この紀元前411年の劇、平和主義者のアリストパネース『女の平和』は岩波文庫で読める。

 

女の平和 (岩波文庫 赤 108-7)

女の平和 (岩波文庫 赤 108-7)

 

 

現代でこれをやってはいけません。

一方的なセックスの拒否は離婚請求の立派な原因となりますので。

日本語の問題として考えるとして、助詞「の」の意味の多様さが光るタイトルですね。

すなわち、女「による」平和、なのか、女「にとっての」平和とか。