『明日があるさ』
6番まであるが、好きなあの娘に恋心を今日も打ち明けられない。そして「いつかきっとわかってくれるだろう 明日がある 明日がある 明日があるさ」で終わる。
「もっと積極的な内容ならよかったと思う。今まで頑張って来たのだから、今日うまくいかなかったけど、明日があるさ、というような」
という感想を、私が学生時代に女友達に言ったら、
「そんなもんじゃないの、高校生の恋心なんて」
「駅でトツゼン声を掛けられてもねえ」
「雨に濡れてるときに突然傘にはいらない?って声かけられてもね」
「いつも帰り道を後ろをついて来るんだけどいつの間にかいなくなる」
「電話のベルが鳴るのだけど受話器を取る前に切ってしまう」
「喫茶店に誘ったけども『好きです』の一言が言えない」
と手厳しい。ここまで5番までの歌詞を聴くと、ナント優柔不断な少年だろう、イライラしちゃう、という声が聞こえてくる。が6番に注目。
明日があるさ明日がある
若い僕らにゃ夢がある
いつかきっといつかきっと
わかってくれるだろ
明日がある 明日がある 明日があるさ
つまり1番から5番までは同一人物ではなく、5人5様の気持ちを歌って、6番で「若い僕ら」そんな内気な男の子たちだけど、しっかり将来のことを考えているんですよ、「好きです」となかなか言い出せないんだけど、とメーセージを送っているのだ。
「それは分かるけど、やっぱり口に出して自分の言葉で言わなくちゃ伝わらないよ」と女友達は言うんだろうな。
なるほど。そうとも読めますね。
わたしの世代では、このリメイクというか、この曲にインスパイアされて2001年に造られたドラマ・映画のほうが印象が強いです。
吉本興行の芸人だらけでしたよね、たしか。
で、音楽はウルフルズ。あ、「Re: Japan」になるのでしょうか?