不勉強ながら、意識したことありませんでした。
そうか、読み方によって意味が違ったんですね。
骨(こつ)
かなり前のことだが、ABC朝日放送で、亡くなった三国連太郎さんのお別れ会が近く執り行われるというニュースのなかで、塚本麻理衣女性キャスターが
「まだ骨(ほね)は自宅に置いてあるそうです」
と言った。 (2013.5.23)
「火葬にした人の骨」のことを「骨(こつ)」と言うとばかり思っていたので、私は急いで国語辞典を開きました。1冊を除きすべてが「骨(こつ)」でした。
こつ 骨:
火葬にした人骨。(『岩波国語辞典』)
死んだ人のほね。(『新明解国語辞典』)
火葬にした死者の骨。(『明鏡国語辞典』)
ところが、『明鏡国語辞典』には次もあります
ほね 骨:
火葬などにした死者の骨。
さらに偶然にも、翌日の朝刊の読者投稿欄にこんなのがありました。活字ですから、投稿者がどう発音しているのかわかりません。
神戸の友人に電話した。ご主人が出られ「妻はお骨になりました」。
余りの衝撃で言葉もなかった。(2013.5.24)
手ぼうきで 掻き集められる 父の骨 死ぬというのは こういうことか
(伊藤佳苗) (2013.190.7)
話は全然変わりますが、以前医薬系の翻訳をしていた時、古本屋でこのシリーズを見つけて、まとめて買い揃えたのを覚えています。
見ているだけで楽しい本でしたが、自分の部屋の所蔵スペースを考えてすべて売却。
でも、「英単語は語源から覚える」というのは強く共感するところで、縁があったらもう一度読みたいと思っています。