やっと観ました。
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テレビドラマの方を先に観て、これがなかなか面白かったので、
映画も観てみたくなった。
どうせプロットは同じだろうから、と思って後回しにしてたんだけど、
実際に観てみたら思わぬ収穫を得ることができた!
阿部寛、サイコーです。
『TRICK』から一貫してファンだけど、『バチスタ』の阿部寛は、
それに輪をかけてすごい。
人をイヤな気持ちにさせる天才です。
『TRICK』ではまだ可愛げがあったけど、『バチスタ』では完全にやりたい放題。
阿部ちゃんの使い方うまいなあ、と思って脚本をみたら蒔田光治の名が。
納得です。
では、映画としてどうだったかというと、それはまた別問題。
阿部博に対して、竹内結子はあまりに線が細すぎて、相方として機能してないし、
2時間では『バチスタ』の繊細なプロットが表現できていない。
田中直樹の愉快犯的な動機も、ちょっと取って付けた感があります
(田中直樹の演技自体はよかったけど、全体のプロットとして考えると、ということ)。
結局、阿部寛の魅力でもっていく映画のように感じた。
トータルではドラマの方が面白かったかな。
中村トオルと伊藤淳史のコンビもよかった。
計算高い看護師は、釈由美子より井川遥の方がよかったけど
(『トウキョウソナタ』や『大停電の夜に』でもそうだったけど、
井川遙は、「女であることを武器にする女」、
「媚びる女」の役回りが板についてきた!)。
最後に、EXILEの主題歌、『You're my sunshine』にはゲンナリ。
エンドロールで流れたとき、誰かわからなかったけど、
その貧弱・稚拙なリズムトラックにがっかりした。
EXILEは、あんなトラックでよく踊れるなー。
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