『マシニスト』、監督ブラッド・アンダーソン

なんじゃこりゃ。
これが観終った感想。


「1年間眠ってない男」なんてコピーに煽られて、
観る前から期待していただけにガッカリ。
構造が、まんま『ファイト・クラブ』。
といったら、もうそれだけでネタバレになっちゃうけど、
でも本当にそうなんだよなぁ。


プロットとしては、特に書くことない。
映像としては、ちょっとは面白いかも。
全体的に重苦しい雰囲気を出すのに、まあ成功していると思う。
あと、主演のクリスチャン・ベイル(現バットマン)の
30kgの激ヤセは確かに見ものではある。


でも、それだけかな。
なんか、「どこかで見た感」が強い映画でした。
期待してたジェニファー・ジェイソン・リーもいまひとつで、
なんか、タイトルの「マシニスト」というのにも腹が立ってきた。
訳して、「機械工」でいいんじゃないの?
まあ、日本人は横文字大好きだから、
「機械工」じゃ売れないと思うけど。
でも、「マシニスト」そのままってのはちょっと安易な気がする。
もっとも、原題の「マシニスト」自体が成功してるとはいえないんだけど。


監督のブラッド・アンダーソンは『ワンダーランド駅で』の監督。
よく覚えてないけど、男と女が偶然出会って恋が始まる「前」までの
それぞれの男と女の生活をBGM全編ボサノバで撮った映画だったような。
まだあっちの方が雰囲気があってよかった。


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