Tシャツなどの洋服に印刷されたメッセージ。
街を歩いていて、ドキッとすることあります。
洒落
小津安二郎監督の映画『若き日』にスキーのシーンで斎藤達夫が着ているブルゾンの背中に SMACK FRONT ONLY と書かれている。
こういうのが分かりにくい。直訳すると「正面からだけぶつかってくれ」。もちろん、文字通りに、言っているのではない。スキーで滑っているときに避けられずに衝突するなら、前からにしてくれ。正面から突っ込んでくるなら、私は避けることができるから。と言っているのだ。
滑っている時、後ろから突っ込まれると誰だって避けようがないから。こういう、センスは英語話者の方が一枚も二枚も上だ。日本語では思いつかない、悔しいけど。
DVDボックスなら、第四集に収録されてるらしいです。
確かめていませんが、もしかしてこれでしょうか。
これ、同じようにクールネスを感じた方を見つけました。
生憎の雨の週末。暇に飽かせて、もし昭和初期に『POPEYE』があれば。モデルは斎藤達雄(表紙)と結城一郎。
— 本屋プラグ (@books_plug) April 14, 2019
しかし、この斎藤達雄の「SMACK FRONT ONLY」と書かれたジャンパーは、めちゃくちゃ格好良いですね。#POPEYE#シティボーイ pic.twitter.com/q79HvXkQdX
たしかにカッコいい。キマってますね。
ただ、わたしはメッセージがデカデカと印刷された洋服を着るのはどうも気恥ずかしくて、着るときは吟味に吟味を重ねるようにしてます。その意味で、ユニクロの名盤ジャケットシリーズはちょうどよかったです。ジャズも多かったし。
ところで、Tシャツで思い出すのは『よつばと!』の風香。
小学生の妹から指摘されるほどセンスの悪いTシャツを常用。
他にも「ゴーヤー」とか色々あったような。
ここまでくると、一周まわってカッコいいですよね。