「あくび」って、英語で「yawn」っていうんですよ。
これ、行動を写し取った言葉っぽいですよね。
「よ~ん」ってアングロサクソン系の人々が伸びをしている姿が目に浮かびます。
あくび三題
あくびがうつると三日の親戚
あくびを一緒にしたら三日いとこ (ことわざ)
永き日や あくびうつして 別れ行く 漱石
殺された あくび涙に 化けて出る 江戸川柳
漱石の句がいいですね。
暇で暇で時間があり余っていて、人とあっても何も事態は変わらない、という状況が伝わります。
無聊の極み。
「Yawn」といえば、ホラーサバイバルゲーム『バイオハザード』で、ウイルス感染した毒蛇の通称がこの「Yawn」でした。
なんでも、獲物を飲み込むときに開く口が大きすぎて、まるで「あくび」をしているように見えるから、だとか。
おそろしい。