制服 その１
男女平等は永遠のテーマです。制服問題もこの男女平等という観点から考えるヒントになります。制服は必要か不要か、好きか嫌いかが表立って論議されるが、これを考えるヒントを2つ。
柔道の大御所である講道館が有段者に出している帯の色はと聞かれたら、今はだれもが「黒帯」と答える。だが一昔前は、女子は黒帯に真中に白線が１本通っていた。この女子の黒帯は差別であるとして国際柔道連盟 (IJF) は公認試合での使用を禁止し、2000年のシドニー五輪から男女とも同じ黒帯の使用が義務付けられた。
1999年の夏も酷暑だった。熱波が襲うという予報も出ていた。8月2日アムステルダムの郵便配達局員がミニスカートで配達した。女性はキュロット着用を許可されているのに男子職員がズボン着用を強制されるのはがまんならない。これは性差別(sex discrimination)であると裁判に訴えた。判決は、男性は膝を覆っておくべしとする郵便局の権利内のことだと判決を下した。件の男性配達員はその週いっぱい停職となった。
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アムステルダムの話は見つけられませんでした。
