守ってくれているのか、監視されているのか。
防犯カメラ
京都山科区の住宅街で銃による殺人事件がおきた。被害者は全国に400余りの店舗を経営する「餃子の王将」の社長。自分で車を運転して毎朝本社に通勤し清掃するそのルーチンを狙われたらしい。
「どんなお客様も快く迎える」と王将フードサービス本社は、防犯カメラも警備員も配置していなかった。
(京都新聞2013.12.21)
たしかに、店舗でも、個人宅でも、玄関に立って見上げると防犯カメラがこっちをじっと向いているのは快いものではない。けれども、視点を変えれば、店舗は防犯カメラを設置することで客の安全を守ることもできるはずだ。警備員がいれば不測の事故から来訪者を防御することもできる。何がわが身に起こるか分からない現代、自宅、店舗や街角の防犯カメラの設置にも店も客も寛容でなければならないのだろう。
現状では、「プライバシー」と「安全」はトレードオフの関係である、といえるでしょう。防犯カメラの導入時はプライバシー保護を求める意見の声が多く聞こえましたが、最近では少なくなってきているように感じます。むしろ、進んで安全を求める声が聞こえてくるような。
それと、王将社長射殺事件ですが、これは未だ解決されていません。
一橋文哉さんの本を読もうと思って積ん読です。