竹の種類について

 

 

 新築祝いに友を呼び、床柱を孟宗竹(もうそうちく)にしたと自慢した。

「そりゃたいしたものだ。が、節(ふし)はちゃんと抜いただろうな」

「いや、何かまずいかい」

「そりゃ、焼ける時にはパンパンはねてやかましかろう」

 

江戸小咄大観

江戸小咄大観

 

  

こういう毒のある小咄が大好きです。

 

虎斑竹(とらふだけ)、淡竹(はちく)、真竹・苦竹(まだけ)、孟宗竹(もうそうちく)、亀甲竹(きっこうちく)、布袋竹(ほていちく)、黒竹(くろたけ)などなど……なるほど、竹の種類もたくさんるんですね。

 

 

こういう竹の種類によって、装飾品に適しているものや、筍として美味しいものなど、違いがあるのでしょうね。

自分の知らない世界は、身近なところに広がっているものです。