(80/100), 『さようなら、ギャングたち』、高橋源一郎、講談社学芸文庫、一九八二

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)



高橋源一郎は、書評は面白いけど小説は意味がわからなくてつまらない」。
これが今までのわたしの印象だけど、今回ぱらぱらと読み返して少し印象が変わった。
書評が面白いのはそのままなんだけど、小説もちょっと面白いかも。
いや、やっぱりまだ意味がよくわからないところはたくさんあるんだけど、
「読み方、楽しみ方がわかった」といえばいいのかな。


プロットはメタファーまみれ、細部は言葉遊び的なネタとして読むと、
思ってたよりも面白い。
なので、すぐ処分しちゃう前にパラパラ読んで楽しむことにする。
部屋から出して、トイレ用の本にします。
その意味で、1冊にカウント。