- 作者: ダニエル・デフォー,鈴木建三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1995/03/17
- メディア: 文庫
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やはりこれも「読んでなかった名作読み上げ期間」に読んだ。
読みなおそうと思った理由は、トゥルニエのこの本を読みたかったから。
フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-9)
- 作者: ミシェル・トゥルニエ,J・M・G・ル・クレジオ,榊原晃三,中地義和
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/04/11
- メディア: 単行本
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- 作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,小泉義之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/01/06
- メディア: 文庫
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- 作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,小泉義之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/01/06
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トゥルニエのこの小説は、ロビンソンの物語に底流する
「イギリスの近代化を支えてきた清教徒たちの近代合理主義精神」や、
「西洋人の植民地化につきまとうある種の傲慢さ」
(例えばフライデイを含めたいわゆる野蛮人に対して、ロビンソンがやたらと庇護的だったり、
キリスト教徒になるなら奴隷にしないとかいうところ)を裏返しにして、
ロビンソンが狂気に陥っていく過程が描かれている、らしい。
これでトゥルニエを読む準備はできた、と
(でも、高い本だから図書館で借ります)。
しかし、何よりの収穫は、今回この記事を書こうとして
あれこれネットをさまよっていたら、
武田将明の論文、
煙草と聖書 『ロビンソン・クルーソー』における欲望の問題
に出会えたこと。
久しぶりに、読んでて身震いした論文でした。
この人の論文他のも読みたいな。
あと、保守派のスウィフト対デフォーという雰囲気も確認したかったけど、
これはよくつかめなかった。