『ウェブ進化論』、梅田望夫、ちくま新書、二〇〇六年



ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

背中を押された言葉。

私たち一人ひとりの力など知れている。
だから人生において何か意義のあることを成し遂げたいときには、
誰かと協力しなければならない。
もともと組織とは、一人ひとり異質な個々がそれぞれの持ち味を発揮し、
全体として大きな達成を成し遂げる場として機能してきた。
個にとって組織に属する意義とはそういうところにあった。

そうだ、そうなんだよ。
一読して、「組織に入る」ということの意味を取り違えていたことに気づく。
「一人ひとりの力など知れている」というところは一緒だが、
わたしは「組織という後ろ盾があれば大きいことができる」と
なんとなく考えていた。
他力本願もいいとこだ。
こんな考えで働いていても面白くはならないよ。


引用した箇所は、

しかし組織に属さなくてもそれができるではないか。
オープンソース現象」とは、個に対してそんな希望を提供するものだととらえることもできる。

と続き、オープンソース現象に対する前フリなのだが、
はっきりいってわたしはその前の前の段階だった。


こんな考えで働いていてはいけない。


一歩踏み出す勇気をもらいました。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)