『ゴーストバスターズ』、監督アイヴァン・ライトマン、1984年



ケーブルテレビで放送していたのを録画してダラダラ観た。
あまり期待してなかったけど、予想以上だったところと、
予想通りだったところが半々くらい。


予想以上に面白かったのは、キャストと冒頭のシーン。


キャストは豪華だね。
ビル・マーレイダン・エイクロイドシガニー・ウィーバー…。
主題歌はレイ・パーカーJr.だし。
1984年の映画だけあって、ファッションや雰囲気がもろに80年代。
そのときの私の気分に会っていたのか、軽薄な雰囲気も楽しむことができました。


もうひとつ感心したのは、冒頭の図書館に幽霊が現れるシーン。
まず、幽霊が現れる場所が、整理された空間である図書館というのが象徴的。
これから、あらゆる場所が混乱に陥るであろうことの暗示となっている。
そして、その幽霊のいたずらの仕方。
棚にある本が平行移動するシーンは絵としてキレイだし、
その後、本の整理カード(データ化される前の昔の図書館にはこういうのがあった)が
噴水のように部屋に舞い上がるシーンもいい!
僕らのミライへ逆回転!』で、
真っ先にミシェル・ゴンドリー
この映画のここの部分を「スウェディッシュ」にしようとしたのもわかるな。


ただ、よかったのはそれくらい。
後はアクションもたいしたことなかったし(というかアクションらしいアクションはない)、
幽霊の背景や退治の武器などの背景も無いに等しい。
当時は大ヒットしてたような気がするけど…こんなものなのかな。


ああ、あと、いわゆるボスキャラが
可愛い「マシュマロマン」というのも面白いと思いました。


それよりも、レイ・パーカー・ジュニアが、
この主題歌でその後のキャリアを棒に振ってしまったのが痛々しい。
wikipediaにも簡単ないきさつの説明があった。


“A Woman Needs Love”は大好きな曲だっただけに、本当に残念。
レイ・パーカー・ジュニアといえば、
1年くらい前に、中古店でこんなアルバムを見つけた。


Ray Parker Jr. with The Stage Of The Rhythm

Ray Parker Jr. with The Stage Of The Rhythm



レイ・パーカー・ジュニアとポール・ジャクソン
日本のミュージシャンたちと日本で行ったライブ録音。
ポンタをはじめ、本田雅人斎藤ノブなどが参加してるけど、
セッション以上の内容にはなってないと思う。