- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/01
- メディア: コミック
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岩明均は、『寄生獣』の頃から一貫してファンである。
『七夕の国』はいまひとつ消化不良だった気がするけど、
『ヒストリエ』は入念な準備をして臨んだのか、
壮大なスケールの作品で、まだまだ続きそうな勢いなので楽しみだ。
この『骨の音』は『寄生獣』以前の短編集で、
すでにこの時期にタッチが完成していることがわかる。
戦闘ものでも恋愛ものでもない、
サラリーマン受けしそうもない内容の漫画で、
繊細な人間心理の描写が光る。
『寄生獣』が名作となった理由としてよく挙げられるのが、
「パラサイト」という生き物の発明
(そして何より、「ミギー」というキャラクターの創造!)だが、
この短編集にみられるような「人間に対する繊細なまなざし」も
重要な要素だと思う。
隠れた名作です。
…以上で終わりにするつもりだったけど、
新しく「新装版」が出てるみたいですね、
Amazonをみて知りました。
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03/18
- メディア: コミック
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しかし、出版社が考えたのか、
Amazonの「商品の説明」に、
寄生獣への源流!
ってあるけど、
これは「寄生獣の源流」だけでいいんじゃないかな。
ちょっと日本語ヘンです。