『地球生命圏―ガイアの科学』、J.E.ラヴロック、スワミ・プレム・プラブッダ、工作舎、一九八四年(1979)



地球生命圏―ガイアの科学

地球生命圏―ガイアの科学

高校の頃に何かの雑誌で「ガイア理論」を知ってから、
大学ではぜひ研究したいと思っていた。
しかし、文系である私にとっては、
ガイア理論は「理論」というよりも「思想」に近いものとなり、
「ディープ・エコロジー」という力を持つようになってきた
(訳者に「スワミ・プレム・プラブッダ」とあるが、これは星川淳のこと。
こういうネーミングについていけなくなった、というのもある)。
それ以後、この理論とは距離をとるようになり、
こうして本棚を整理するときまで触らなかった本である。


今から考えてみれば、「ガイア理論」を真剣に研究しようと思うなら、
政治・経済の力が必要不可欠であり、
そのような形で研究に参加することもできたと思うのだが、
一度興味を失ってからは積極的に関わろうとは思えなかった
(正しくは、環境問題に興味を失ったわけではなく、
 「持続可能な発展」というビジョンによりリアリティを感じるようになった、
 ということである)。


いずれにせよ、この本は今の私には重要な本ではなく、
必要になったら図書館でも借りることができるので売却することにする。


追記 
ブックオフで売ろうとしたら、カバーが日焼けしていたため、値がつきませんでした。
家に持ち帰っても仕方が無いのでそのまま処分してもらうことにしたけど、
多少日焼けしてたって、この本は100円で買う人いると思うけどな。


地球生命圏―ガイアの科学

地球生命圏―ガイアの科学