『妹ジョディ・フォスターの秘密』、Ｂ．フォスター・Ｌ．ワーグナー、文春文庫、一九九八年

ジョディ・フォスターは昔から好きな俳優だ。
そのせいで、恥ずかしながらいまだに彼女が表紙を飾った『ＦＬＩＸ』が捨てられない。
一時期ほど熱は高くはないが、ずっと興味はあるので購入した。

題名どおり、実の兄が書く一種の暴露本。
気になったところを引いておく。

「ジョディ」は芸名。同居していた母親のレズビアン・パートナー、ジョー・ドミンゲスからとった。

金髪を結わえた女の子小さな犬につきまとわれて困る、というコパトーンの広告のイメージは、
ジョディのＣＭが源。
兄のオーディションに割り込んで獲得した。

子役時代、マイケル・ダグラス初主演映画『ナポレオンとサマンサ』でライオンに噛まれる。
今でもその跡が体にある。

『タクシー・ドライバー』は、
ジョディに気があったジョン・ヒンクリー・Jr.に計り知れない影響を与える。
　→　しつこくジョディにつきまとい、彼女の気を引こうとレーガン暗殺未遂。
　　　ジェイムズ・ブレイディ報道官を身体障害者にする。

ジョディの大学時代の友人　…　デヴィッド・ドゥカヴニー、ランディ・ストーン（映画プロデューサー）。

イェール大学の卒論はトニ・モリスン。

『シエスタ』に端役で出演したが、このサントラはマーカス／マイルスによる。

子役出身で成人してからも成功した俳優
――エリザベス・テイラー、ジョディ・フォスター、ドリュー・バリモア。

気になったところは「一問一答」的なトリビアばかりだが、
つまりはそういう本です。

妹ジョディ・フォスターの秘密 (文春文庫)