この映画の予告編、怖いよね。
主人公の女の子の体が変な風に曲がってていきなり悲鳴上げたり、
クラスメートが授業中に黒い涙を流したり。
で、この映画はそれがすべて。
誤解を恐れずに言っちゃえば、予告編を観ればそれで充分です。
監督とプロデューサーが、霊の存在について
「信じる」/「信じない」という正面から対立する立場であるため、
このフィルムの結論もぼかしたつくりになっている、
というのは話としては面白いけど、
肝心のフィルム自体の面白さはそれと別の話だ。
少女が主人公の悪霊憑依もの、ということで
どうしても『エクソシスト』と比較されると思うけど、
はっきりいって『エクソシスト』の圧倒的勝利。
込められた思想性、演出、音楽など、どれをとってみてもそう。
『エクソシスト』の素晴らしさを際立たせるフィルム、
という意味では価値があるかもしれない。
この映画の一番怖いのは、主演の女の子。
普通に歩いているだけでも怖い。
いい面構えしてます。
『エクソシスト』についてはいずれ書いておきたい。
今日は、強力な解説書を挙げておくだけにしておく。
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