『トニー流 幸せを栽培する方法』、トニー・ラズロ、ソフトバンク・クリエイティブ、2005年

ダーリンは外国人』でおなじみ、トニーのエッセイ。
内容は題名通りで、
超ポジティヴな思考の方法とでもいうべきものが綴られている。


ぼくはトニー&左多里さんのファンだから退屈はしなかったけどさ、
全体的にちょっとぬるいんじゃないかな。


別に極端な話をして欲しいわけじゃないし、
ぬるいエッセイにはぬるいエッセイの面白さがあるものだけど、
もう少し深くてもいいんじゃないかな。
語学うんちくも物足りない。
トニーのうんちくって、それだけで完結してるものばかりなんだよね。
「○○語ではこう言う」とか、「××語の格言」とか。
もっとこう…ごちゃごちゃと絡み付いていくような
うんちくだったら面白いんだけど。


でも、トニーの「いい人ぶり」は充分伝わってくる本。
もしかしたら、こういう本を心から楽しめないってのは、
ぼくに余裕がないからなのかな?
まあ、余裕がないのは事実だけど。


トニー流 幸せを栽培する方法

トニー流 幸せを栽培する方法