『さくらん』、安野モヨコ、講談社、2003年

やっと読みました、安野さんのこの漫画。
読む前から大体の話は知ってたんだけど、実際読んでみると……
うーん……正直、この漫画が何を言おうとしているのかよくわからない。


江戸時代の女郎屋で働く女性を主人公に据えることで
現代の日本で働く女性たちを描こうとしているのかと思ったんだけど、
それなら既に『働きマン』で真正面から描いている。
だから、『さくらん』は『働きマン』とは対照的に、
女郎屋で働くしかない境遇の女性を描くことで
働きマン』とのバランスをとろうとしているのだと思うのだけれど…。
まだまだその対比が上手くつかめない。
時代背景や当時の風俗・慣習を紹介してくれた方がわかりやすいと思うのだが。
それは江戸時代に詳しくないぼくだけの期待か。


いずれにせよ、『さくらん』は『働きマン』と対で読む必要があると思う。
更に深く考えるなら、
もしかしたら『シュガシュガルーン』とも関係があるのかな?


いずれにせよ、今後に期待。

さくらん (KCデラックス イブニング)

さくらん (KCデラックス イブニング)