怒りついでにもう一つ。
最近いろいろなところで紹介されているこの漫画を読んだ。
しかし、これまた期待ハズレ。
傾向としては、最近よくある、
「うんちく系エンターテイメント」だが、はっきりいって技術不足。
漫画の知識は恐ろしくありそうだし、
漫画に対する愛も十二分にあるのだろうが、
しかし残念なことにそれを伝える技術が不十分だ。
漫画に対する愛は窺うことができるし、
漫画的な表現にしても、「恐らくこのように表現したいのだろうなぁ…」
というのがみえてしまうだけに残念だ。
ただ、(下)の最終話、「漫画の神様」などには、
はじめと比べると確かな進歩がみられ、
以後の作品に期待できることを示している。
どうやらこれは連載ものとして続刊しているようなので、
そちらに期待したい。
- 作者: 芳崎せいむ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/12/24
- メディア: コミック
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