「BARFOUT!」(2005.may,vol.117)

長谷川京子が表紙だったので購入。
……いや、ハセキョーは好きだが、さすがにそこまで好きではないので、
買おうかどうかしばし迷ったが、菊地成孔の特集もあったので結局購入した。


長谷川京子はやはり美しい。
インタビューはどうってことない内容で、特に感心したところはなかったが、
キレイだったのでそれでいい。
私は彼女にそれ以上のものを求めていないので(というのは失礼か*1)、
これで満足である。
雑誌というのは、ちょっとした写真集だ。
気になる特集だと、私はついつい手が伸びてしまう。


菊地のインタビューもどうということはない。
DCPRGのセカンド、『構造と力』が『アイアンマウンテン報告』ほど
評価されていないことを嘆いていた。
私は『構造と力』を聴いて一発でDCPRGのファンになったクチなので、
評価の流れはわからないが、『アイアンマウンテン報告』に比べ、
『構造と力』の方が考え込まれてつくられていると思う。
『アイアンマウンテン報告』は、戦争前の世界状況だとか、
色々な音楽以外の原因で大いに評価されていたようだが、
音楽的にはわりとアイディア勝負のようなところがあるような……。
いや、悪くはないし、あれはあれで好きなのだが。


他には……


・SOIL & “PIMP” SESSIONS のライブ・レポートもあった。
 個人的に、このバンドは同世代ということもあって期待している。


信近エリ、という歌い手が大沢伸一の「FEARLESS RECORDS」レーベルから
 デビューしたらしい。
 これもいずれ聴きたい。しかし、「REALEYES」はどうなったのだろう?


・『Maestro』というハウスシーンのドキュメンタリーDVDが出たらしい。
 これもいずれ観たい。


などがあった。


しかし、最近の日記で言及した「STUDIO VOICE」、「H」、
そして今日の「BARFOUT!」のどれにも、
女性二人のユニット「あふりらんぽ」が期待の新人と高く評価されている。
このユニット、なんとジョン・ゾーンのザディック・レーベルからも
CDを出すというので期待して『URUSA IN JAPAN』を聴いてみたのだが…
…どうしてそれほど評価されるのだろう? というのが私の正直な感想だ。 

恐らく一発録りのための音質のせいかもしれないが、
ひどく乱雑で野放しな印象である。
あまり私の好きな音楽ではない。

もしかしたら、ライブがすごいのかもしれない。
アルバムはあまり感心しなかった「Phat」だが、ライブを観た友人の話では、
かなりよかったらしいから、そういうこともあるだろう。
特に、あふりらんぽはビジュアルも女性二人が赤一色の格好をしているらしいし。
ザディックの方の音に期待。 

*1:とわざわざ書くところが自意識過剰なのであり、さらにこのように注まで付けるところは病的なのである