2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談』、押井守、徳間書店、2004年

文字通り、映画『イノセンス』の制作日記とでも呼ぶべき本である。 前半が随筆、後半が時期の異なる三つの対談で構成されている。 しかし……ここのところ頻繁に押井の映画を観て(パト2のDVDも購入した)、 押井の著作や押井について書かれたものを集中的に…

『MONSTER』、浦沢直樹、小学館、1995年〜2002年

思うところがあり、『MONSTER』を読み返した。 「浦沢直樹を同時代体験できる我々は幸せである。」 何度となく繰り返したこの命題を、ここでもう一度記しておこう。 『MONSTER』は大ヒットしたマンガであり、 『YAWARA』に続き、いわゆるマンガファンでない…

『パラサイト・ドールズ』、2004年、クロックワークス

85分とはいえ、ムダな時間を過ごしてしまった。 このようなアニメが作られ、そしてその「映像」が業界内で評価されてしまうから、 アニメは日本でなかなか市民権を得ることが出来ないのではないだろうか。 この作品は全3話から構成されており、前2話を吉永…