(47/100) 『躁と鬱』、斎藤茂太、中公新書、一九八〇

躁と鬱―波動に生きる (中公新書 580)

躁と鬱―波動に生きる (中公新書 580)



クレッチマーの気質分類とか書かれてあって懐かしい。

循環型気質:社交的なときと静かなときが交互に出る
分裂型気質:非社交的、気づかないところと気づくところ両方が出る
粘着型気質:几帳面、やることは凝る

というやつね。

葦原将軍葦原金次郎)や、
漱石の精神の危機の話(鏡子夫人のヒステリーもひどい時期があった)もあった。



ちょっと「面白い」というか、ショックだったのは、
いのちの電話センター」が用いている「自殺危険度評価表」の質問項目。
「愛読書」欄に、「芥川」・「太宰」に続いて挙げられてるのが「ニーチェ」。
ニーチェを愛読書とする人は自殺癖あるのか…。
関連性がよくわからないな。
いまだったら何になってるんだろ?