『弁証法入門』、茅野良男、講談社現代新書、昭和44年

哲学史をざっと復習したくて、本棚から引っ張り出してきた。
この時代(昭和44年!)の一般向け哲学本はレベルが高かった!
文体こそ「ですます調」だが、内容は全然妥協していない。
今と違って、昔の新書は、
「研究者が、その分野の最前線を平易な言葉で述べる本」
だったため、気合が入っている。


だが、いくら気合が入っていても、やはり入門書かな。
弁証法」をテーマに通史の形をとってはいるけど、
こういう本は信頼できるものが一冊あればいい。
「入門書や、一般向けの本から読んで外堀を埋めてから…」
という読み方はいい加減卒業しようと思う。


その意味も込めて、整理します。