- 作者: 茅野良男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1969/10
- メディア: 新書
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この時代(昭和44年!)の一般向け哲学本はレベルが高かった!
文体こそ「ですます調」だが、内容は全然妥協していない。
今と違って、昔の新書は、
「研究者が、その分野の最前線を平易な言葉で述べる本」
だったため、気合が入っている。
だが、いくら気合が入っていても、やはり入門書かな。
「弁証法」をテーマに通史の形をとってはいるけど、
こういう本は信頼できるものが一冊あればいい。
「入門書や、一般向けの本から読んで外堀を埋めてから…」
という読み方はいい加減卒業しようと思う。
その意味も込めて、整理します。