今週の売却本-4



アラビア遊牧民 (朝日文庫)

アラビア遊牧民 (朝日文庫)



一時期、本多勝一、というか「週刊金曜日」的な思想傾向に凝り固まっていたことがある。
そこから抜け出せたのは山形浩生なり四方田犬彦だったりするわけだが、いまはそれはいいや。


本多勝一を読む機会はめっきり少なくなった。
今でも立派な人だとは思うけど、積極的に読もうという気にはならない作家かな。


結局、氏の本で一番勉強になったのは
『日本語の作文技術』かな。
今でもよく開きます。
これは売れない。

日本語の作文技術 (朝日文庫)

日本語の作文技術 (朝日文庫)


同じインテリ関係ではこの人も読まなくなったなあ。

エコロジー的思考のすすめ―思考の技術 (中公文庫)

エコロジー的思考のすすめ―思考の技術 (中公文庫)

立花隆も一時期たくさん読んで勉強になったけど、
すべての著作のファンってわけじゃない。
特にこの本はわたしの生まれる前ということも会って、内容も古く感じた。
これはいらないや。


この本も同じようにすぐに処分しようと思って、
マークしたところなどをパラパラとよんでいたら…
河合隼雄との対談がかなり面白い。
結局、この対談だけ読みなおしました。
精神分析という行為を、
平易に、しかしその意義を低めることなく説明するのはうまいなあ。
ある種の精神分析につきまとううさんくささがなく、
臨床行為として共感できます。
河合隼雄との対談だけ読み返して処分。


文学賞メッタ斬り!リターンズ

文学賞メッタ斬り!リターンズ

古本屋で見つけて、なぜか『リターンズ』だけ本棚にあった。
噂どおり、大変面白うございました。
前から興味があった『ベルカ、吠えないのか?』や、
舞城王太郎中原昌也などを改めて読む決意がつきましたよ。
この本は売るのでなく、職場の小説好きの人にあげることにする。
余計なお世話かな?



胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))

胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))

「ひそかなロングセラー」と何かに書いてあって、読んでみたかった本。
うん、昭和58年にはかなり刺激的で面白かったんだろうな、と思う。
ニューサイエンスとか、ニューエイジという文脈で読む本なのだろう、きっと。
この本も、とくに今私の本棚にある必要はないと思う。



無意識の構造 (中公新書 (481))

無意識の構造 (中公新書 (481))

これは恥ずかしい!
ダブって買ってしまって、家に2冊あった本。
迷うことなく売却。



remix (リミックス) 2003年 01月号
「TOKYO HARDCORE JAZZ」


菊地成孔が表紙だったから古本屋で購入。
…いや、確かに嫌な予感はしてたんだ。
この本、持ってるんじゃないかなってね。
予感的中。
市場に戻します。


これだけ整理してたら部屋も片付いてくるように思うが、
まだまだカオス状態。
というか、なまじちょこちょこ手を出してるだけに、
一番見苦しい時期かもしれない。
とにかく、部屋「の」整理でなく、
部屋「で」整理ができるようにしたい。