今週の売却本。 -1

ここ10年ほど続いてる状態だけど、部屋の中が物であふれている。


特に本! 本がすごい。
読んでない本はまだしも、
すでに読んで、いずれ処分しようと思ってる本まで積んであって、
とにかく邪魔。


最近、急に仕事が忙しくなってきたこともあって、
作業スペースの確保、という意味で本の処理を敢行。

週に10冊ずつが目標。


今週は以下の通り。

SE の教科書 ~成功するSEの考え方、仕事の進め方 (技評SE新書001)

SE の教科書 ~成功するSEの考え方、仕事の進め方 (技評SE新書001)


ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 (技評SE新書002)

ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 (技評SE新書002)


コンピュータ開発系を勉強しようと思って読んだ本。
ストレスなく、一種のビジネス本として読めた。
プレイヤーとマネージャーの立場の違い、段取りが全てなど
ビジネスとして当たり前のことが書いてあるけど、
これだけ丁寧に書かなければいけないということは、
SEってへんなひとが多いのだろうか、というのが感想。

『SEの教科書』は、後に続編が出て、
その2冊をまとめた本が出てるみたいなので、
いずれ必要になったらそれを買えばいいや。



人とつき合う法 (1967年) (新潮文庫)

人とつき合う法 (1967年) (新潮文庫)

以前、フランスのモラリストを勉強しようと思ったときに、
その取っ掛かりの本として買った本。
…うーん、こういう本の買い方をしてはいけないな。
そりゃ抵抗なくスラスラよめるけど、その分何も残らない。
せっかく河盛好蔵をよむなら、もっとガッツリとした本を読むべきだった。


虚人たち (中公文庫)

虚人たち (中公文庫)


以前、小説の技法を勉強していたときに、
具体例として挙げられていた本。
「小説の奥行きなるものがいかに省略によって成立しているか」を
示すために(パロディとして利用して)書かれた本。

つまらなくはないけど、これも特に何かが残らないな。
「実験してみました」で終わってしまった感じ。
筒井康隆の前衛シリーズは全てそんな印象を受けてしまう。
「前衛的なことをやりつつ、きちんと小説として読めるものを書ききる」ということは
まあすごいことなんだろうけど、
そういうものを読む時間があるなら、他の本を読みたいな。


ジェニーの肖像 (ハヤカワ文庫 NV 90)

ジェニーの肖像 (ハヤカワ文庫 NV 90)


「PORTRAIT OF JENNIE」というバラードの曲があって、それにつられて読んだ。
内容は「売れない芸術家が不思議な少女に会って傑作を作る」というもの。
ありふれてる。
こういう話、作家は誰でも一度は書きたくなるんだろうけど、
読む方も一回でいいです。
私がこの類の話で最初に読んだのは、荒木飛呂彦の『ゴージャス・アイリン』。
それ以来、この類の話はすべて『ゴージャス・アイリン』の変奏にみえて仕方がない。


売却する他の本は、『サイゾー』のバックナンバー。
今週はなんとかノルマクリア。