これからは、思ったことはどんどん書いていこうと思う。
で、まずはこの映画について。
録りだめしてたのをやっと観ることができたんだけど、
うーん、どうも観終わってしっくりこない映画だった。
結局何を問題にしているのかがよくわからなかった。
単純に、まだ私が消化できていないのだろう。
自分の気持ちを殺して生きるということは、周りの人間の気持ちも殺すことなのよ。
は心に響いたね。
2時間退屈せずに観れたけど、「繊細な心情描写」とまで言えるかどうかはちょっと疑問。
むしろわかりやすい演出だと思った。
演出面で唯一気になったのは、池辺晋一郎の音楽。
池辺晋一郎は書く文章もキャラクターも嫌いじゃないし、
今回の音楽も全体的に悪くないけど、一箇所だけ、余計だな〜と感じた。
田中裕子が30年超ぶりに「カイタ!」と叫んで、岸辺一徳を振り向かせる場面に流れる音楽。
これ、ちょっと大げさでセンチメンタルすぎるんじゃないかな。
観てる方はそれまでの90分で十分緊張は高まってるんだから、
余計な演出は不要。
田中裕子と岸辺一徳の熟年演技に任せるべきだったと思います。
もっとも、これは池辺晋一郎の責任というよりは、
ここにこういう音楽を入れるよう演出した監督の責任かもしれないけど。
まだうまく消化できていないので、これからゆっくり考え続けていく映画です。
さて、今回のこの作品で、長年の仮説が確信に変わったこと。
それは、
「田中裕子はビョークにそっくりだ!」
ということ。
多分誰もがうすうす感じてることだと思うけど、
年齢不祥な童顔(形容矛盾)とか、
外見はひよわそうだけど、内にすごいエネルギーがありそうなところとか、
この2人には共通点がある。
田中裕子は知的で、ビョークはエキセントリックな性格だろうけど、
映像としてみると、やっぱり似てるなあ。
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