2005-06-12から1日間の記事一覧

『麻雀放浪記』、阿佐田哲也、角川文庫、(一)〜(四)とも、文庫初版は昭和54年

いわずと知れた、賭博小説、麻雀小説の金字塔である。 この小説の魅力は、 「「三元役金縛り」「十枚爆弾」というイカサマ技を使って命を賭ける博徒の世界」と、 「自意識の牢獄に捕らわれた一人の男の内面の世界」という 二つの世界を描いているところだろ…