(51/100) 『「世界」とはいやなものである』、関川夏央、NHK出版、二〇〇三

「世界」とはいやなものである~極東発、世紀をまたぐ視点

「世界」とはいやなものである~極東発、世紀をまたぐ視点

朝鮮半島への時評的考察を中心に東アジア各地域への探訪記を加えた、極東随想・論考集。20世紀末から現在までの10余年を視野に、綿密な取材、浸透力溢れる筆致で綴る。極東の真実を識るための一冊。

「MARC」データベースより。
うーん、これはちょっと大げさかな。
もちろん内容は真面目で、ためらいがちの関川節が読めるけど、
こんなにおどろおどろしくない。
気楽に読める本です。


本棚においてもいいんだけど、すでに文庫も出てるし、
容易に入手できそうなので処分。

明治は父性、大正は母性。

中華世界の中心の王朝は「隋」「唐」など、古来ひと文字であった。
たとえそれが異民族によるものだろうと変わりはない。
周辺国はふた文字の民族的呼称、国号のみを許された。
「蒙古」「満珠」「日本」「朝鮮」などである。